自転車の誤解

自転車の間違った常識

よく聞くフレーズに、こんな言葉があります。

> 「自転車やると太ももが太くなるから…」

 

これは、実に多くの人が口にする“勘違いワード”です。
実際のところ、これは大きな誤解。
たとえるなら「筋トレしたらすぐマッチョになる」と言うのと同じくらいの誤解です。


---

■なぜそんなイメージがあるのか

多くの人が思い浮かべるのは、競輪選手の太もも。
確かに、彼らの脚は太くて力強い。
でも、あの太ももは“努力と苦痛の結晶”です。

競輪選手は、その太ももを手に入れるために、
・嘔吐するほどの高強度トレーニン
・酸欠になるほどのインターバル練習
・落車で大怪我を負うこともあるほどの過酷な日々
を積み重ねています。

つまり、普通に自転車に乗るだけでは、絶対にあの脚にはなりません。


---

むしろスリムで引き締まる

安心してください。
自転車を続けても、太ももは太くなりません。
むしろ引き締まり、スラッとした美しい脚になります。

自転車は有酸素運動
酸素を使いながら長時間動くことで、体脂肪をエネルギーとして燃焼します。
最初は1時間でヘロヘロでも、続けるうちに心肺機能が鍛えられ、走行距離が伸びていきます。

そして、脚まわりやお尻の余分な脂肪が落ち、自然に筋肉が浮き上がるようになります。
特に女性サイクリストは、ほっそり引き締まった脚の方が本当に多いです。
「足が太くなった」と嘆く女性ライダー、ほとんどいません。


---

太くなる人はどんな人?

例外的に“太ももが太く見える”のは、競技レベルで無酸素運動を繰り返す人たち。

たとえば、

競輪選手(短距離・トラック競技)

ロードレースのスプリンター(瞬発力重視)


こうした選手たちは、高強度でもがき続けるトレーニングを日々行い、
筋肉を限界まで酷使して太ももを発達させています。
いわば、マッチョを目指して限界までバーベルを上げるボディビルダーと同じ世界です。

普通にロードバイクを楽しむ人が、そこまでの負荷をかけることはありません。
つまり、趣味レベルのサイクリングで脚が太くなることはないのです。


---

まとめ

「自転車=太ももが太くなる」は完全な誤解です。

✅ 競輪選手のような脚は“努力の証”であって、普通の人はならない
✅ 自転車は有酸素運動で、脚やお尻を引き締めてくれる
✅ 健康的でしなやかな脚を作りたい人にはぴったり

つまり、自転車は美脚づくりにも最高の運動なんです。